クラフト木楽屋  気楽な活動日誌

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あたらしいご縁

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"待てば、海路の日和あり" なのでしょうか。

 

このたび、作品の取り扱いをして頂けることになりました。

 

お店はこちら、  

   ネットショップ   木の店 ソボク

 

素材に限りが有るため、またひとつひとつを手彫りで仕立てているため

なかなか数多くものを作り出すことは叶いません。けれどこれまでと同様に

間違いの無い、確かなものを提供できるようにという気持ちに変わりはありません。

 

お店に並べて頂いている品物は、それぞれが唯一無二。もう二度と出会うことの

叶わない木、そしてそれぞれの持ち味があります。

本当に気に入ってくださる方のところへゆくことを願って止みません。

どうぞ末永くよろしくお願い致します。

 

 

 

 

轍の中に

積み重ねて、積み重ねてきたこと。

 

木を知らず、この道に入ると固く決意をした覚えもなく走り出し、

いつのまにか積み重ねてきた日々。

 

それなのに、

後ろを振り返れば、決して短くは無い轍が出来ていた。いつのまにか。

 

轍を見つけ、そして、その轍の中にあるものを、欲してくれる人が居る、

"それを是非に"と、そう望んでくれる人が居る。

 

そんな日が来るようにと、その期待さえ抱かず、

思えば只、前だけを見て、走ってきたのに。

 

"有難い"、言葉は又しても、それしか浮かばず、

"心を尽くす"、そして又しても、それしかできない。

 

 

 

 

 

 

 

時と

慣れた道具の新しいものを手に入れて、それを使いこなせるようになる為に

修練を続ける者。

 

譲り受けた道具で狙ったことが出来ず、頭を使い工夫し、何とか狙ったことが

できるようにと、作業をする者。

 

道具は異なる、まったく違う。

 

けれど狙ったことを、確実に成し遂げる為には時がいる。

そして、それと同時に工夫がいる。

 

時を経て工夫を続け、そしてある日、狙ったことが狙った通りに

確実に出来るようになる。

その喜びの大きさに値する適当な言葉が、今は思い浮かばない。

 

今、手元にある小さなもの、

そんな小さなものですら、とても作り得なかった時代が間違いなくあった

かつて、確かに。

 

"出来た! "その喜びに値する言葉は何だろう。

静かなようでどこか光り輝くような、そういう気持ちの動きは

確かに、感じられるのだけれど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幕開け

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かくかくしかじかと手元に届いたばかりの刃物のことを

嬉々として語る様子を聞いていたら、ふとおかしくなって笑ってしまった。

 

産声をあげたばかりの新しい年それも僅か5日目に、

こんなことを語り合っている者たちも、珍しいのではないかと。

 

そしてホームページの更新作業をしていたら、又しても笑いが襲ってきた。

"これまでに切り出した丸太の数、たくさん???"

"たくさん・・・"

それ以外に正しい表現はなく、これ以外に表現の方法の無い夥しい数、

間違いなく、それだけの数の作業をしてきた、これまで確かに。

 

おかしい・・・なんとしても、おかしい、笑いが止まらない。

 

たくさん?

たくさんの丸太の切り出し、手作業で?  

 

はい、そうです、これまでずっと、

何もかも手作業で、素材調達の為、ただひたすらにずっと。

 

なにはともあれ笑いから、

この明るくにぎやかな一年の始まりを寿ぎたいと存じます。

 

よろしかったら、ことしもどうぞご贔屓の程を。

 

 

 ご案内・・・ホームページの一部を更新致しました。