修行中
出店の無い時期に手掛けようと思っていた事柄に手をつけた矢先に、予想外の
製作依頼が舞い込み、手をつけていたことを後回しに、その作業に掛かっています。
ここしばらくは、この作業のみに身も心も奪われ 、というのも、生木ゆえの
木の手当てが、どうしても不可欠になるからです。
栗・クヌギ、それらを選りすぐり材料と決め、雨が降り続く日も梅雨の晴れ間も、
その作業に勤しみ、ここへ来てようやく、ひと段落。
旋盤を操っての作業も、機械に向かう度に、まだまだ新しい発見があり、
そして更に、手に思わぬ小さな軽傷を負ったことなどもあり、我が身は未だ、
"修行の身である"ということが頭を過ぎりました。"依頼品を作る"ということは
当然ながら、ご希望に沿うことが不可欠。披露の日を目掛けて、疲労がちな
我が身を叱咤しつつ、今すこしゴールを目指し弛まず作業を続けてゆきます。 O