暮らしの中で
まだまだ暑いとは言うものの蝉の鳴く時間は短くなり、
夜の帳が降りると共に、鈴虫の合唱がどこからともなく聞こえるようになりました。
氷を入れた飲み物に少しばかりの未練が残ってはいるものの、それでも
やはりあたたかな飲み物が、どことなくうれしい模様。
気がつかない内に、身体に残った夏の疲れが、自覚のないところで
あたたかなものを欲しているのかもしれません。
"木のぬくもり"という言葉を、時折、耳にします。
器は口あたりもさることながら、手にした時の感触、そして愛でるという
言葉があるように、目を使って視覚で楽しむ、そういう使い方・味わい方もできます。
日々の暮らしの中でこそ、お気に入りの器を楽しみたいものですね。