ただ、ひたすらに
写真は、切りたてのぶどうの切り口。
切り粉と合わせて、透明なものが見えますでしょうか?
木の状態に応じて、この透明な液体が出るか否か、また多いか否かは、
それぞれに異なりますが、これが、なかなか厄介な代物。
皮の軍手がヌルヌルのドロドロ。洗ってもダメ、落ちる様子はありません。
作業着も、同様の事態となります。
けれど一説によると、これを化粧水に用いたものが流通しているとかいないとか。
確かなことはわかりかねます。確認はしておりません、あしからず。
素材調達の作業時に、このヌルヌルドロドロとの縁は切っても切れるものではなく、
いっそかぶってしまおうか、というのは全くもって悪い冗談に他なりませんが、
この液体が出るか出ないかが、その木の状態の良し悪しの
バロメーターのひとつになっていることは間違いありません。
来週も又ぶどうへ立ち向かう日が、本日、確定しました。体力とそして気力をも
充分に、作業に臨みたいと存じます。得難い素材、このチャンスを、
ただひたすら、生かすのみ。