クラフト木楽屋  気楽な活動日誌

ホームページ https://2-kirakuya.amebaownd.com

分かち合えたら

f:id:kurafutokirakuya2:20191128212139j:plain

                    椿の花びら

 

季節の移ろう様子に、目を留めるようになった。

 

まるでそんなことには関心が無いままに、大人を長く生きてしまったというのに

今更その時間を取り戻そうとでもするかのように、自然の移ろいばかりに

目が向くようになってしまった。

これより前には、僅か数秒であっても戻ることは決して出来ないのだから、

悔やむ気持ちなどありはしない。

 

今この時のみと限りがあるものだからこそ、今目の前にあるものを惜しみ

追いかけるが如く、見届けようという思いに駆られるのだろう。

 

この景色を分かち合うことができるならと、そんな願いを抱きつつ、

シャッターを切った。

 

f:id:kurafutokirakuya2:20191128212903j:plain

                     栗の落ち葉