クラフト木楽屋  気楽な活動日誌

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お裾分け

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"木には、こんなにも美しい。"ということがもっと知られるようになれば、

木や山に親しみを持ち、興味が湧くようになる、というのが

リーダーの、かねてよりの願い。

 

本当に美しい木と、思いがけずに出会いました。

たった一本の木を割ったら、出会えた美しさを、今日はお裾分け。

 

 

 

 

 

妖怪の教え

孟宗竹の切り出し。

 

何度も経験をしているはずのことでも、前回からかなり月日が経ってしまって

いたせいか、作業の途中でまさかの"掛かり木"状態となってしまった竹は、

幾つかの思い当たる方法を試してはみたものの、そのままニッチもサッチも

行かなくなっての時間切れ。

 

これはこのまま手を拱いて居るよりも、思い切って、リーダーに相談してみることに。

 

リーダー、別の名前は、その名も妖怪。

 

木を切る、竹を切る、その現場を一度でも見たものは、その足取りの軽快さと

作業の効率の良さに驚くばかり。そしていつしかついた別名は、妖怪。

どう考えてみても、あれは人の仕事ではありませぬ。

 

妖怪、もといリーダーよりの有難い助言を賜り、恐るべし重労働にして

危険な作業に向かうべく、気持ちと仕度を整え、いざ!

 

無事に事なきを得て、作業完了と相成りました。

 

持つべきものはやはり、頼りになる仲間。まだまだ到底足元にも及ばすという

状態ではありますが、置いてきぼりを告げられることの無いよう、日々、精進したいと存じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孟宗竹

孟宗竹を切り出し。もちろん素材としての活用の為。竹林というよりも、ただの藪。

傘を差して美しく歩けるような状態が理想的というのが、竹林管理の

ひとつの目安であると、いつか何処かで聞いたことがあるような。

 

最も太いであろとう思われるものを選び、切り、運び出す。

 

一行で完結のこの作業。一度でも経験が有るか否かで、この作業の内容を

ご理解頂けるのではないかと思われますが、日差しがまったく届かない

竹藪から竹を一本切り、それを引き出す、ただこれだけの作業にも関わらず、

足場の悪い斜面、しかも竹だけではなく様々な木が混植になってしまっている場所

ゆえ、事前の予想を大きく超えての困難な作業となりました。

 

切り出した竹の太さは直径16cm程度とは言え、竹は重い。

その殆どが水の塊と言っても良いかの如く。水を含んでいます。

 

これを重労働などと口にしたなら最後、以後の素材調達作業への参加は、

拒まれてしまうかもしれません。

けれど今夜はとてもよく眠れそうな気がします。よもやこれを書きながらすでに

頭は半分眠っているような、そんな気がする夜です。

 

 

 

蒔かぬ種は

今年の出店が終わり、どこから見ても"冬眠"としか表現のしようがない様子が

見て取れる我がチームのメンバーたちを横目に

"いやいや、ちょっと待ってください"と口には出さず声を上げず、

どうしたものかと思っていたらしい渉外担当者が、とうとう挙手。

 

無事、来年の出店申し込みを、本日、開始致しました。

 

出店できるか否か、それは審査の結果が届くまではわかりません。

けれど間違いが無いのは、"蒔かぬ種は生えぬ"

 

なにはともあれ "祝・始動! " 春に向かって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かち合えたら

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                    椿の花びら

 

季節の移ろう様子に、目を留めるようになった。

 

まるでそんなことには関心が無いままに、大人を長く生きてしまったというのに

今更その時間を取り戻そうとでもするかのように、自然の移ろいばかりに

目が向くようになってしまった。

これより前には、僅か数秒であっても戻ることは決して出来ないのだから、

悔やむ気持ちなどありはしない。

 

今この時のみと限りがあるものだからこそ、今目の前にあるものを惜しみ

追いかけるが如く、見届けようという思いに駆られるのだろう。

 

この景色を分かち合うことができるならと、そんな願いを抱きつつ、

シャッターを切った。

 

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                     栗の落ち葉