妖怪の教え
孟宗竹の切り出し。
何度も経験をしているはずのことでも、前回からかなり月日が経ってしまって
いたせいか、作業の途中でまさかの"掛かり木"状態となってしまった竹は、
幾つかの思い当たる方法を試してはみたものの、そのままニッチもサッチも
行かなくなっての時間切れ。
これはこのまま手を拱いて居るよりも、思い切って、リーダーに相談してみることに。
リーダー、別の名前は、その名も妖怪。
木を切る、竹を切る、その現場を一度でも見たものは、その足取りの軽快さと
作業の効率の良さに驚くばかり。そしていつしかついた別名は、妖怪。
どう考えてみても、あれは人の仕事ではありませぬ。
妖怪、もといリーダーよりの有難い助言を賜り、恐るべし重労働にして
危険な作業に向かうべく、気持ちと仕度を整え、いざ!
無事に事なきを得て、作業完了と相成りました。
持つべきものはやはり、頼りになる仲間。まだまだ到底足元にも及ばすという
状態ではありますが、置いてきぼりを告げられることの無いよう、日々、精進したいと存じます。