孟宗竹
孟宗竹を切り出し。もちろん素材としての活用の為。竹林というよりも、ただの藪。
傘を差して美しく歩けるような状態が理想的というのが、竹林管理の
ひとつの目安であると、いつか何処かで聞いたことがあるような。
最も太いであろとう思われるものを選び、切り、運び出す。
一行で完結のこの作業。一度でも経験が有るか否かで、この作業の内容を
ご理解頂けるのではないかと思われますが、日差しがまったく届かない
竹藪から竹を一本切り、それを引き出す、ただこれだけの作業にも関わらず、
足場の悪い斜面、しかも竹だけではなく様々な木が混植になってしまっている場所
ゆえ、事前の予想を大きく超えての困難な作業となりました。
切り出した竹の太さは直径16cm程度とは言え、竹は重い。
その殆どが水の塊と言っても良いかの如く。水を含んでいます。
これを重労働などと口にしたなら最後、以後の素材調達作業への参加は、
拒まれてしまうかもしれません。
けれど今夜はとてもよく眠れそうな気がします。よもやこれを書きながらすでに
頭は半分眠っているような、そんな気がする夜です。